私は、大学時代は仙台で過ごしましたが、東京生まれ、東京育ちです。長谷川家は、叔父の代まで何百年か続いた福井県の造り酒屋です。世が世であれば医者などにならず、酒造りの家業に勤しめたのに・・・誠に残念です。

大学時代、サントリーウイスキー/レッドを知り、酒人生に目覚めました。当時のジンギスカン・バイキング(制限時間1時間30分)において、生ビール/大ジョッキ10杯を飲み干し、一躍、名を挙げ、以降、毎晩のように下宿で酒盛りを主催、仙台の寒い冬を乗り切りました。

 そして今、菜根譚(さいこんたん)に説かれる、

「花は半ばを開くを看、酒は微かに酔うを飲む。此の中に大いに佳趣有り」

という境地に憧れながら、なかなか踏みとどまれず、年中、酒盃を手に、先祖供養の日々を過ごしています。

「酒といふ文字を見るさえうれしきに のめといふ人 神か仏か (読み人知らず)晩翠」

荒城の月