最も繰り返し熟読した本は何かと問われたら、これを取り上げます。

教科書に選んだのが、フジテレビジョン/別冊エッセ「男のための料理の基礎」でした。キャッチフレーズは:「和食・洋食・中華・エスニック・酒の肴 エッセが はじめの一歩から教えます」

およそ300ページに及ぶ料理集、その中から和食40、中華16、洋食11をレシピに忠実に作り続けました。代表作を紹介します。

和食3種

和食:「けんちん汁」「肉じゃが」「ひゅうがめし」

後日、臨床総合病院に勤務した際、毎年、春の桜祭りが体育館で催され、MRさんたちが模擬店を出すことが恒例になっていました。私も、2年連続、「けんちん汁」および「豚汁」のメニューを掲げて出店しました。

大釜で80名分、その日は、外来診察業務を免除してもらい、“ゴボウのささがき”や“里芋の皮むき”に一心不乱、取り組みました。結果は、standing ovationに劣らぬ賞賛を浴びました(もっとも立食パーティでしたが)。

中華3種

中華:「酢豚」「八宝菜」「牛肉のガーリック炒飯」

八宝菜の具材は、豚ローズ薄切り肉、イカ、むきエビ、ニンジン、水煮タケノコ、干しシイタケ、長ネギ、キヌサヤ、ウズラの卵の水煮・・・炒める順序が決め手です。

 

洋食3種

洋食:「スペアリブのロースト」「カキフライ」「オニオングラタンスープ」

この他に、ハンバーグ&マッシュルームソース、ビーフシチューなども、全て原材料から、各種スパイスを調達して作りました。

 大失敗は、番外で挑戦した、アウトドア向け“チーズファンデュー”でした。

チーズ2種(グリエールチーズ&エメンタールチーズ)をすりおろして混ぜ合わせたのですが、注いだ白ワインがどうしても馴染みません。ワインの池にチーズの島が浮いてしまい、その日の食卓は台無しになりました。

作っていて楽しかったのは、やはり番外編、「酒は脇役 主役はつまみ」と銘打った、“早いが、うまい肴”レシピです。ここに紹介するのは:「鶏ササミのキムチあえ」「はんぺんの辛子明太バター」「砂肝とにんにくの芽の炒め物」

つまみ3種

その後、“蕎麦打ち”にも挑戦したのですが、残間里江子著「それでいいのか蕎麦打ち男」(新潮社)の書評を新聞で目にし、以来、本業での現役続行を優先しています。

それでも、「男子厨房に入るべからず」という既成概念を打破し、貴重な体験を積みました。手作りの料理に挑戦したおかげで、相方のお酒も一段と美味しくなりました。