万葉集に編纂された「讚酒歌(さけをほむるうた)」十三首の最初の歌です。

「かいのない物思いなんかしないで、一杯の濁った酒を飲むべきであるらしい」

大伴旅人(おおとも の たびと)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての公卿・歌人で、酒をこよなく愛した人物として知られています。「讚酒歌」が詠まれた背景には、大宰府の長官として赴任したものの、藤原氏の台頭による実質的な左遷ということもあり、鬱屈した思いも感じられます。


穀物を原料とした酒造りは奈良時代に中国から伝わったとされていますが、「濁れる酒」は米、米麹、水を発酵させ、もろみをこさずに作られた、いわゆる「どぶろく」です。

賢しみと 物言ふよりは 酒飲みて 酔ひ泣きするし 優りたるらし

(分別ありげに偉ぶったことを言うより、酒を飲んで酔ったり泣いたりする方が、ずっとましのようだ) 酒飲みにとっての、まさに応援歌ですね。



馴染みの酒バーに行ってきました。

日置桜から、純米生原酒「山眠る」、純米酒「くろぼく強力」の2本。後者の酒銘は「強力」を後世へ伝えたいという願いから。
重厚な酸と凝縮した米の旨みが広がる。山根酒造場は、因幡の国の最西端、日置郷と呼ばれる雪深い里に位置する蔵。米は完全契約栽培により、低農薬・減肥栽培で作られる。「醸(じょう)は農(のう)なり」が信条。(日本酒/完全バイブル p240)

酒の肴は、「薩摩赤鶏の漬け」「焼穴子の煮つけ」「刺身盛り合わせ」「蟹みそ」「白菜漬け」「ハムカツ」「白子のてんぷら」、締めは、「たらこの🍙」でした。


さて、ファルマシュプールの新たな展開です。

創薬支援はペプチド医薬のphaseⅠ治験に向けて始動、育薬支援は抗凝固薬のリアルワールドデータ収集における実働、に取り組んでいます。そして新たな領域として、医薬品に限局せず、革新的な医療機器、試薬、さらに医療関連技術を世に送り届けるアシストを図るべく、幅広いアドバイザー業務の展開に挑戦していきます。

今、幾つかの興味深い医療関連技術に巡り合いつつあります。

  • ペプチドや抗体の糖鎖修飾技術
  • 細胞膜タンパク1分子の挙動を捉えるX線技術
  • 核酸抽出から遺伝子解析を全自動で行うコンパクトな技術
  • 核医学ツールを用いる新規治療技術
  • 食後血糖上昇を抑制する新規乳酸菌開発技術
  • 循環培地オルガノイドによる再生医療技術  

などです。



刷新的な「モノづくり」こそ“名馬”であり、それを見抜き支援する“伯楽”としての研鑽を積み、名馬を世に疾駆させたいと願っています。
トランスレーショナル・リサーチの壁は、やはり、ヒト臨床試験を如何に企画し、品質的に倫理的に高いレベルで実施するかという、ここの難しさにあると実感しています。相互にリスペクトし合えて、ベクトルを共有できる、ビジネス・パートナーたちとの出会いと協働が、不可欠です。