酒と仕事 (48)
今日は、肩の力を抜いて、パブにちなんだクイズを1杯どうぞ。
「3人連れがパブに入り、1杯10セントの格安カクテルを飲みました。割り勘ということで、それぞれが10セントずつ出し合いました。ひとりがレジでまとめて支払うと、“3杯につき5セント”おまけということで、5セント、キャッシュバックされました。彼は、“まけてくれたぜ”と言いながら、仲間と自分に1セントずつ返却し、残りの2セントはポケットに着服してしまいました。」
さて、問題です:
ひとりあたり10セント支払い、1セント返ってきたので、9セント×3名で計27セント、さらに、ひとりのポケットに2セントですね。
27セント+2セント、従って全部で29セント、あとの1セントはどこにいったのでしょう?
『酒と仕事』のコラムですので、今度はビジネス・クイズに挑戦;
99%の人が間違えたといわれるBMWの有名な面接試験問題です。
【問題】
ある人が8元で鶏を1羽仕入れ、一旦9元で売りましたが、10元で買い戻し、再び11元で売りました。 いくら儲けたでしょうか?
自分だったら、直に2元の儲けと答えます。
結果は、「論理的・数学的に正しい。消費者と投資家に向くが不採用」です。
±0と答えた人や3元の儲けと答えた人
:主観的で細かい点を見落としており不採用
38元または4羽の儲けと答えた人
:学者或いは役人に向くが民間企業には向かない。不採用
1元の儲けと答えた人
:経営コストの概念を持ち合わせている。補欠採用
いろいろな答え方があるものです。
結局、面接試験をパスしたのは;
マイナス2元またはそれ以下の儲けと答えた人
:優先的に採用。
本来、8元で仕入れたものを11元で売れば3元儲けられるはずのところを、繰り返し売買をして1元しか儲けられなかったから2元の損というわけです。
自分は商売には向かないということですね。
それでも、時間や機会の浪費を惜しまず、身軽く立ち向かうのが、コーディネイト業務の生きる道かも知れません。
昔、札幌ビールの面接試験会場で、硬派の男性が独り、試験官のあらゆる質問に一切答えず、最後に出ていくときドアで振り返り、「男は黙って札幌ビール!」と言い残したそうです。
彼は・・・・・、やはり不採用と聞いています。
ビジネスに、双方向コミュニケーションも大切です。