酒と仕事 (66)

ファルマシュプールを起業して、今春で6年になります。
悪戦苦闘が一番と言われますが、漸くその甲斐もあり、新雪のゲレンデまで辿り着きました。
そこに、ミッションであり社名でもある、「シュプール」を描くことが、今後の挑戦です。

最も辛かったことは、起業当時に書いた言葉、「多彩な臨床試験を体験して培ってきたノウハウを、時代の潮流に適合させることで、新たな貢献を目指しています」という過去のキャリアは簡単には通用せず、ファルマシュプールとしての新たな実績を証明しなければならなかったことでした。「この山に登りたい」と願っても、「山に登ったことがなければ駄目だ」という厳しい掟に跳ね返されながら、粘り強く小さな仕事を積み上げ信頼を深めることで、今、山登りの許可が遂に得られたと実感しています。

ファルマシュプールが登りたい山は、エベレストやキリマンジャロではなく、名も知られぬ小さな山々ですが、いずれも誰も登ったことがないニッチな領域です。そして;
「ライフサイエンスの拠点に向け地区開発が目覚ましい日本橋のど真ん中、谷間に咲く一輪の花として、ささやかに一隅を照らしてまいります。」
日本橋一丁目1・2番街区に、小さな小さなオフィスを構えています。
東京オリンピック開催後、周囲は高層ビル建築ラッシュが始まります。

さて、冬の京都を訪問、久しぶりに祇園で、銘酒と京料理を堪能しました。

さらに、洒落たスナックに寄り、憧れのスコッチウイスキーとめぐり逢い、思わず、ボトル・キープしてしまいました。“シングルモルトのロールスロイス”と称えられています。